1、何はなくとも海水の素を買いましょう。汽水の濃さは海水の4分の1が基本です。
食品スーパーなどで売っている粗塩は商品によって湿り気も異なり正しい量が計りにくいことから、お勧めしません。汽水は種類によって異なり、17.5%~30%内外ですが25%なら安全圏。
2、プラケよりもガラス水槽をお勧めします。
上が全面「網」になっているプラケースは、冬場はフタから暖気が逃げるし夏場は蒸発が早過ぎるので不向きです。
3、水槽は腰より上の高さに設置して下さい。
低い位置だと人に覗き込まれる事に怯えてなかなか落着かないので、腰より上の高さにするのが良いでしょう。
4、浮くタイプの陸地はダメです。底にどっしり置き、ガタつかず広く滑らかなものを使用するのが最良です。
浮くタイプは安定せず落着かないので、一時しのぎとしてしか使用できません。
5、水深は体高以上、体長以下が良いでしょう。水が蒸発して極端に減ると塩分が濃くなりすぎて危険です。
最浅は蒸発を考慮して1.5cm。最深は生息地を考慮して体長以内が良いでしょう。適査、淡水を追加して水位を同じすれば塩分濃度は維持できますが、定期的に汽水全体の水換えもしましょう。
6、温度は25度前後が基本です。冬場はヒーター使用してください。
ある1種(トビハゼ属トビハゼ)だけはもっと低くてもOKですが、熱帯種と区別がつかない人も多いので安全圏設定。
7、水流を作らないようにして下さい。エアレーションは必要ですが、ごく弱く使って下さい。
水流に逆らって泳ぎ続けられる魚ではありません。水流が強いと溺れるか疲労して衰弱します。
実はエアは無くても良いが、ヒーターを使ったり水量が少ない関係上、水質保持と水温均等化のため、慣れない人の失敗を防ぐ意味で「エア必要」としました。
8、水量が少ないので汚れも早く、ろ過がおいつきません。水の汚れは定期的に汽水の水換を行って対処してください。
9、フタのすきまはスポンジなどをつめて下さい。「1年間飛び出さなくても今日飛び出す」位に用心しましょう。
「飛び出して死亡」は人が気をつければ防げる事です。スポンジ以外にもろ過用のアクリルウールなども良いです。
10、餌は陸地に置いて与えましょう (トビハゼ属、健康な個体限定)。
餌は基本的に陸地で食べます。水中に隠れた弱い固体に与える時は、水中投下も効果的です。
11、餌を1日食べない時は、1日抜いてから与えてみましょう。
3日食べない時は、水槽周りを紙で覆い目隠しをして、落着かせるようにして与えてみましょう。
5日食わない時は、動きのある活き餌や臭いの強い餌を小さめのサイズにして与えてみましょう。
ストレスから来る食欲不振が多いので、できるだけストレスを除いてやるのが趣旨です。食欲のない時に餌のサイズがあまり大きいと逆効果なので暫く小さめサイズにします。
12、浅い水深の汽水で飼えるような魚を見つけたとしても、小さければマッドスキッパーに食べられてしまいます。トビハゼ属でも魚食性はあり、ペリオプタルモドン属にいたっては基本的に魚を食べる魚なのです。また、同種でも小型だからといって過密飼育するのは禁物です。
必ず弱い固体が縄張りを持てずに早晩に衰弱死するでしょう。あるいは闘争心の強い種なら相手を死に至らしめるようなケンカを行います。過密の逆(過疎)で飼育しましょう。
過密は避けたいものの、種によって単独よりも数匹での飼育が良いものもいます。私の知る限りでは、アフリカンマッドスキッパーは2匹ないし3匹で飼うのが良さそうです(広さはとりましょう)。
さらに詳しくは、「
アクアリストのためのマッドスキッパー飼育説明」をご覧下さい。
※キッズ向けの説明もあります>
キッズ