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とんとんみーがやって来た

とんとんみーがやって来た

ミナミトビハゼが家に来ました 2000.9.10

ミナミトビハゼ

ミナミトビハゼ

和名 ミナミトビハゼ
地方名 トントンミー(沖縄地方名)
※沖縄ではミナミトビハゼ以外のマッドスキッパーもこう呼ぶ
学名 Periophthalmus argentilineatus
読み ペリオプタルムス アルゲンティリネアトゥス
寿命 自然下で3〜4年程度。
飼育下で安息に暮らせば5年超も可能
体長 最大で12cm前後
分布 日本では奄美大島以南に分布
生息域 河口の干潟(汽水域)
食性 干潟の小さいカニやヨコエビなどの甲殻類、多毛類、虫など
雌雄差 第一背鰭を開いた時に先端が尖っているのが雄で、先端がまるいのが雌
産卵期 4~9月、詳細は知られていないらしい。泥中の巣穴は50cm以上、時にメートル級に達し、横穴を作って産卵室を設ける。
冬期 自然下では越冬用の巣穴を掘り、代謝を落とし休眠に近い状態になる。
飼育下では通年活動する
呼吸
※属共通
水中で鰓を使って呼吸する以外に、皮膚をぬらした状態を保つことで、ある程度の皮膚呼吸ができる。また、口中に水を貯め、鰓へ送る事で陸上でもしばらくの間、鰓呼吸が可能。

飼育環境の補足 

飼育の詳細はアクアリストのためのマッドスキッパー飼育方法を参照

1匹飼育の場合、最低30cm水槽が必要。
複数飼育なら大きめの水槽で陸を多くする。喧嘩っぱやい。
幼い頃は複数飼育していても大人しいが、成長してくると争いが始まる。


左写真は、水草に残る激しい喧嘩の痕跡

すごいアゴの力。ケンカのいきおいがあまって水草にガブッと噛みつく。空振りしたときは「パツン!」と大きな音が鳴っていた。

とんとんみー、いきなり受難

ミナミトビハゼは私にとって2度目のマッドスキッパーです。 家にやって来たのは台風の翌日でした。

土曜の午前につくよう注文したのに、土曜に来たのはとんとんみーではなく台風だった。最低でも1日遅れるとのこと。
大丈夫だろうか?魚とはいえ相手はとんとんみー。溺れてしまわないか不安。
1日遅れがとんとんみーの命を奪うかもしれない。どんな風に梱包されているんだろう。どんな場所に保管されているんだろう。おぼれてないかな蒸れてないかなと不安な1日を過ごす。
日曜日の朝。インターネットで荷物の配送状況とにらめっこ。昼頃、近所の配送所まで来ている事をネットで確認。走って取りに行きたい気持ちを抑えて待つこと1時間。

ぴんぽーん とドアホンがなる。
来た!
Middle size Tontonmie

配送のおじさんとの会話

配 「これ、中身なに?」
私 「、、、魚です」
配 「うわー…。1日おくれてるなコレ。うわー昨日の午前中必着や。あかんかもしれん」
私 「うーん、どうでしょう。あかんですかね」
配 「あかんやろー。コレ熱帯魚か?」
私 「実はそうやねんわ(苦笑)」
配 「うっわー、、、 どないするコレ」
私 「いや、もうアカンかってもとにかく貰います」
配 「そうかー。かわいそうになあ」
私 「かわいそうですわ」
配・私 「・・・・・・・・・・」

配送の人と二人でシュンとして箱をみていてもしかたなく、代引料金を払い、おじさんから箱を受け取った(配送のおじさんはこっちが泣きたくなるほどとても悲しそうな顔をして箱を見ていた)。
Appearance that smallest Tontonmie is shutting fin

元気っ

ぴりぴりとフタをあける私。集まった家族は「なあそれとんとんみー?」「死んでるんやろ?」とグサグサとくる事を次々と言いまくり、厳重な梱包をほどく間にいやがおうでも高まる不安をあおっている(涙

スチロール箱の中から最初に出てきたのは新聞につつまれたペットボトルだった。冷やしてあったんだろうか。いまはもうヌクヌクになっていた。

その下の新聞には水の入った袋がくるんであるんだろう。
ああ。誰か代わりにあけてくれ。もし死んでいたら、台風が来ると知らなかったとはいえこんな天候の時に注文した自分を呪ってやる。

そっと新聞をとると。。ふくらんだビニールの水の中に発砲スチロールの板切れが浮いていた。おお、立派な発送ぶり。その下には、、、

ああーとんとんみーが生きている。1,2,3,ああー八百万の神様ありがとう。全部いきているうー。1匹、島に飛び上がった。続いてもう1匹飛び乗った。
うおおおおおっ。3匹とも無事到着やーーーーー!

安堵で気が抜けた私はなんだかブルーになりつつ(?)、淡々と水槽セットをはじめる。1mジャンプをかますというチビハゼ達なので、用意もなしにフタはあけられないのだ。

そしてとんとんみーは温度合わせ(普段かれらは水から外に出ているもんだから水あわせのやりかたがわからない)をしたのち、口のあいた袋から自分でぴょこぴょこと水槽内に入っていった。
First water tank
上写真の左から、大とんとんみーの家、中央は大とんとんみーの食事台、右は中とんとんみーの家。小とんとんみーは縄張りがうまく持てず、あちこち移動します。この写真では中央の石の右端。
ケンカが始まるまでこの状態で約3ヶ月、レイアウトは変わりませんでしたが、最終的に3つの水槽に分けました。そりゃ派手なケンカをするんです!相手にかみつきます。
Biggest Tontonmie
追記:2003年の終わりごろに、大とんと中とんが相次いで死にました。
この2匹は2000年9月時点で既にオトナ顔で10cm近くあったため、当時既に2~3歳であったろうと思われる。つまり、5~6歳までは生きたということになるので、仕方ないかなと思う。そして翌2004年のはじめ、新とんがついに死亡、我が家からミナミトビハゼが消えました。
大層に言えば、この魚は大変感情移入しやすく死亡時に感じる衝撃や虚脱に備える気構えが必要でした。
簡単に言えば、死んだ時に大泣きした上に今だって思い出しては可愛かったなと涙ぐむありさま。
MPEGムービー:泥水槽の掃除.mpg
MPEGムービー:ついでに強制水浴.mpg
MPEGムービー:ゴハンを手渡し.mpg
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