Marli's マッドスキッパーランド

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Periophthalmodon septemradiatus

ペリオプタルモドン・セプテムラディアトゥス
2003.12.12

セプテムは某熱帯魚雑誌で、イキナリP.barbarus(アフリカンマッドスキッパーの学名)と間違って紹介されて衝撃のデビューを飾った魚。しかも新着紹介なのに「塩を入れる必要はないようだ」とまで言われてしまった。いったいどれくらいの人が間違って覚えてしまったことだろうと思うとなんだか悲しい。
「新着」の魚レビューって、いったいどのくらいの期間、飼育した結果で発表なさるのだろう?
私はもう、雑誌の新着魚の紹介や飼育解説は信じないことにした。
もしずっと淡水で立派に太っている(←ここ大切)なら、この発言は撤回し深く陳謝しますけど。

ところで、 同じPがつくといってもPeriophthalmus(ペリオプタルムス)とPeriophthalmodon(ペリオプタルモドン)では大きく性質が違う。
Periophthalmodonは非常に魚食性の強い属で、たとえこんな小型のセプテムであっても、間違っても他の小型マッドスキッパーや魚と同居させてはいけない。逃げ場のない弱肉強食水槽になってしまう。
半月・1ヶ月食わなかったからといって、大丈夫ではない。それはまだ、食っていないだけなのだ。

学名の読みについて


※ペリオプルかペリオプルかという学名の読みの疑問も出ると思います。
正直、英語読みでも最近のラテン読みでも古いラテン読みでも、どう読んでもいいと言われています。
うちの場合は、thaのhはAnablepsなどのpを発音せずに「アナブレス」と読むのと同様に、hを無音としてtha=で統一しています。
同様に、ラディトゥスか ラディアートゥスか|ラディアツスか ラディアトゥスか も、
あなたのお好みでご発音下さい。
(このあたりの話題は、植物サイト「身近な植物と菌類」の方で1ページ使って説明しています)


mudskipper sp. 実は今、3匹一緒にいます。
獰猛な彼らは45cm水槽で3匹一緒に暮らしています。以下、こうなるまでの経過です。

◆1水槽をセパレーターで3つに分けて観察。↓
◆器用に潜り抜けて隣の仕切り内に入るのでセパレーターを外して3匹一緒にし、注意して観察。↓
◆ちょっとした追い立てが時折見られる。1匹がとても小さく、恐れて岩の下から出てこないので水中に餌を投入しながら約1週間ほど様子を見る。↓
◆どうしても恐れて陸に上がれないようなので、3匹別々の水槽に分ける。これで3ヶ月過ごす↓
◆体格が近い2匹を同じ水槽にして様子を見る。ミナミトビハゼのような過激な争いは見られない。餌も問題なく2匹に与えることができる。お互いが近くにいても気にならない様子。この状態を約半年継続↓
◆1匹にしたほうは相変わらず臆病だが陸にも上がるようになり、餌も食べて順調に体格が向上。↓
◆万全を期して3匹がほぼ同じ大きさになったところで 水槽を1サイズ大きくし、広い陸地を作って3匹を1つの水槽に入れた。
体格とパワーがほぼ均一になった瞬間があったからこその同居成功なので、
日々状態をよく観察して、強弱が出てるな?と思ったら、迷わず1匹づつに分けます。

雄の背鰭は何度か見たけれど、なかなか撮らせてくれません


Periophthalmodon septemradiatus 閉じていても色が少しわかるでしょうか?彼らの背鰭は第一・第二ともに赤青ツートンで、とても綺麗なものです。でも、滅多に見られません。餌やりのときに張り合う程度で、1年たちますが、今のところケンカしないから。

(これで大人しいなんて思ってはいけません。魚を食べることと同種の同体格の魚を攻撃しないのは別問題です)

とはいえ、体も胸鰭もなかなか綺麗です。胸鰭は虹色に光っているのがわかりますか?
左の写真はオス、一番からだが大きかった個体です。

第一背鰭はいつ生えるかな(背鰭1が1年経過しても生えてこない個体)


Periophthalmodon septemradiatus (仮に彼女と呼びますが)この白っぽい魚は普段はもう少し色濃いこともあります。
でも、最初家に来たときからずっと、気になっていることが1つ。彼女?には背鰭1がないんです。

なにせペリオプタルモドンですから、他の個体と同じような小さい三角がそのうち出てきて、じきに大きな背鰭になるだろうと思っていましたが、他の個体が3ヶ月程度で小さな三角から立派な背鰭になったにもかかわらず、彼女は1年たった今も、まだ第一背鰭が生える気配すらないんです。面白いもんですね。まだまだ観察していきましょう。別種?もアリで。
(※これに関して詳しい人の予想や意見を求めてるわけでなく、楽しんで観察してる状態です)

魚食魚なんだけど、普通にミミズやアカムシを食べる。当然といえば当然。


Periophthalmodon septemradiatus この個体は大量のアカムシをくわえたまま逃げてたやつ。それを見ていたもう1匹は、追うでもないけどじっとにらみ据え、じきにイラついてきた(と私には見えた)のか、睨み付けたまま胸鰭をしきりとパタパタさせていました。

めだかなど入れてやれば追って食べるでしょうが、小型種だけにアカムシも大いに食べてくれるので特に活餌を与える予定はありません。

それでも たまに釣り餌のゴカイが余れば与えますし、嬉しげに食べてくれます。

他にも、冷凍ブライン(の成体)なども食べるし乾燥クリルも食べますが、やはりアカムシ一番人気。

どうにかこうにか、背鰭を撮ってみました。


Periophthalmodon septemradiatus 陸上での争いがめったにないのは良いことだけど、おかげで背鰭の写真の撮影チャンスがなくて弱っていました。

しょうがないので、ちょっと暗いけど水中に降りたところでパチリと撮影。
シャッタースピードが遅いのでどうしてもブレがきてしまうけど、大体の形と色はわかりますか?

胸鰭にも綺麗なメタリックブルーを中心とした数色の斑点模様が見られます。

あの激ヤセが嘘のように立派になりました。やっぱりペリオプタルモドンも汽水で飼わなきゃね!
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