汽水を入れて水そうセット/エサの種類
水の深さがとても大切なポイントです

その5 水そうに、作った汽水を入れる

水位を覚えておく
水そうに汽水をそっとそそいで入れてください。
汽水の深さが、植木ばちの上のふちより1センチぐらい下にくるまで入れます。
入れ終わったらすぐに、水面の高さのところへ、水そうの外がわからしるしをつけます。
この水位線(すいいせん)は、これからずっと水そうのお世話をするために、必要になります
植木鉢の中を見る
植木ばちの中をみて下さい。
植木ばちに入れた砂よりも、ほんの少しだけ上に水がきていれば、トビハゼの過ごしやすい住まいになります。

その6 チューブとコードを外にたらしてフタをする

水そうの内側の正面から見える場所に、水温計を吸盤ではりつけます。
電源コードとエアチューブがスキマから外に出るようにフタをします。
オートヒーターが絶対に水の外に出ていないことを確かめて下さい。
逆に、ろ過装置(水作エイトSやロカボーイ)は、空気が出るてっぺんのエントツ部分が水の上につき出ていてもかまいません

その7 電源プラグをコンセントにさす

ヒーターとエアポンプの電源プラグをコンセントにさします。
すると、エアポンプが動き、ろ過装置から空気の泡が出てきます。 オートヒーターは水の中で熱くなりはじめます。 (もしこの時、水温がまったくあがらないか、28度よりもさらに熱くなったら、ヒーターが故障(こしょう)しているか、設置(せっち)のしかたをまちがっています。自分でやりなおせない時は、大人の人に見てもらって下さい。)
水温計をみて、温度が22度から28度の間になり、28度以上にあがったり、22度以下に下がったりしなければだいじょうぶ、ようやく魚を入れられます。

魚が入れられるようになるまでの準備は、このようにかなりの時間がかかります。
ですから魚は水そうの準備が全部できてから買いにいくのが一番いいのです。

その8 魚を買いにいき、水そうに入れる

インディアンマッドスキッパー
ショップに魚を買いにいきます。
(通信販売もありますが、とてもさむい時期やあつい時期はやめたほうが安全です)
魚を買うとき、いっしょにエサも買いましょう。エサはあとで紹介するので、自分で決めて、何種類か買っておくと良いです。

魚を買ってきたら、透明ビニールふくろに入ったじょうたいのまま、水そうの中に入れます。
袋のくちをひろくあけて、トビハゼが出てくるようにします。ぴょんとはねて飛び出すかもしれませんから、上にフタをかぶせるようにして行います。
このあと、袋に入っていた水は水そうにいれず、トビハゼが袋から出てから捨てましょう。

その9 エサをえらぶ

魚を買ってきて水そうに入れた当日は、無理にエサをあげなくてもかまいません。
どんなエサがいいか、下の表を参考にしてください。
1粒が大きすぎると食べられません。どんなエサでもトビハゼの口に入るくらいの大きさにしましょう。
食べ残しは水を汚してしまうので、どのくらい食べるのか観察して、ちょうどいい量を与えましょう。
冷凍アカムシ 熱帯魚用のえさで、1cmぐらいの細長い赤い虫)をかためて凍らせたもの。
1回分づつ固まりになっているので、皿などに取り出し、そのままにして溶かす。溶けてから石の上に置いて与える。
※溶かすのにお湯や水をかけない。かき混ぜない
ヒカリクレストカーニバル 熱帯魚のアロワナ用の加工されたエサ。 小さいトビハゼ用には口に入る大きさにつぶし、石の上に置いて与える。
クリル 熱帯魚用のエサで、乾燥したエビ。適当な大きさに割って、石の上に置いて与える。
テトラミン(フレーク) 熱帯魚用の加工されたエサ。栄養バランスがいいが、食べない事もある。
これだけ与えるなら石の上に小さくまとめて置く。
「冷凍アカムシ」にまぶして与えると食べさせやすい。
ヒカリFD ビタミンミジンコ 熱帯魚用のえさで、ミジンコを乾燥させたもの。
適量を石の上に置いてあたえる。
イシゴカイ(つりえさ) 釣りにつかう、生きている虫。あまり大きいと食べられないので、尻尾のほうだけ数センチだけ切って使う。植木ばちの中にいれて与える。
えさを食べなくなった時にこうかがある。
この虫はとても弱く、すぐ死んでしまい、くさりやすい。買ったイシゴカイをながもちさせるには、冷蔵庫の一番冷たくないところに、買ったときのいれものにいれたまま しめった新聞紙にくるみ、そのうえからビニール袋でくるんで保存する。それでも早くて3日、長くても2週間ぐらいしかもたない。

その10 水そうと魚の世話をする

毎日すること

・えさをあたえる(1日1回か2回)
食べ残しがないように。食べ残しが多いと水が早く汚れます
・水位をチェックする
水は毎日じょうはつして、少しづつへります。
汽水はじょうはつすると塩分が濃くなるので、そのままにしておくとトビハゼの体によくありません。
いちばん最初に水そうに汽水を入れた時に水そうにつけた「水位のしるし」を見て、それより少し低くなったら、淡水(水道水)を足します。
毎日チェックして、ほんの少し淡水を足して、元の水位と同じ高さにしましょう。

2週間に1回すること

・水槽のそうじと汽水の入れかえをする
この「そうじ」のときの水の入れ替えは、淡水ではなく汽水でおこないます。
汽水を作るためのバケツのほかに、
水そうの中の古くなった汽水を捨てるための、空のバケツも用意します。

そうじのやり方

1・まず先に、汽水を作っておく。量は、最初に水槽にいれた時の半分です。
2・次に、オートヒーターのコンセントを抜く(すごくたいせつです)
3・水槽の水をすくって、水の高さが半分ぐらいになるまでバケツなどに捨てる。
水の中にごみや食べ残しが落ちていたら、なるべくすくってすてるようにする。
4・作っておいた新しい汽水を水槽の中にそっと入れる。
このとき、前と同じ高さになるまで汽水をつぎ足す。
5・ヒーターをコンセントにさす。
6・水槽のフタをちゃんとしめる。(だいじですよ!)

1時間ぐらいしたら水温計を見て、温度がちゃんと22度から28度の間になっているかたしかめてください。、オートヒーターがこわれていたり、コンセントにさし忘れたりしていたら、このとき気づくことができます。
フタをあけたまま水そうから離れてはいけません。魚が飛び出さないように注意しましょう。

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